沢口沢天神滝尾根ルート

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安倍川筋の天神の滝といえば一般的に地図にも載っている黒部沢の支流に落ちる滝を言いますが、沢口沢(シャクシ沢)にも天神滝があり、その落差は100m以上になり下部から落ち口を見ることができないほどの大きさ。

今年の5月にこの沢口沢の天神滝に訪問しましたが、このときはルートが分からず地形図を頼りに破線沿いを進み、傾斜の緩そうな所から滝に近づく尾根ルートで行こうと決め無事に滝下にたどり着く事が出来ました。
滝から帰って色々調べてみて知ったのですが、ここはボルダリングをする人がいるようで沢沿いの山葵田があるところから行く方が一般的で簡単なようです。


赤字が今回通ったルート



今後尾根ルートは使わないと思いますが、今回はルート記録として載せます。
まずは入口までのルートとして静岡市街から県道29号線を北上し、竜西橋を過ぎます。
竜西橋を過ぎるとすぐ右側に工業会社と「しゃくし沢橋」があり、そこを右折します。
橋の名前の通りシャクシ沢が正式な沢の名(私の持ってる資料にもシャクシ沢とある)と思いますが、登山者の方は沢口沢と呼んでいる為、沢口沢が一般的になっているようです。
県道右折後すぐにまた橋があり、名前が「天神橋」ということで天神滝から取っているのでしょう。

①林道分岐


天神橋を過ぎると急に高度を上げる林道ですが、しばらく進むと写真①にある分岐地点に着きます。
左に行くと山葵田、右に行くと茶畑になります。
今回の尾根ルートは茶畑方面に進み終点まで車を走らせます。


②林道終点の少し手前路肩に車を止めます。


③林道終点地点には虎ロープがありかなり急斜面ですが、ロープを頼りに一気に登っていきます。

④登りきるとそこには茶畑が広がってます、帰りに気付いたのですが、林道終点から少し手前に
茶畑につながる階段(だったと思う)がありそこを使えば急斜面を登らず茶畑まで行けそうです。





茶畑から先は踏み跡もしっかりとした道で、登山道と中電の鉄塔監視路にもなっているようで、⑤のような捕獲器や⑥のような廃小屋などを通過します。

⑦の写真辺りで安倍川が見渡せることができ、そのまま進んでいきます。



⑧あたりから徐々に高度が上がっていきますが、しばらく進むと⑨⑩の地点に来ます。






ここで中電の監視路は右に、「リューソーへ破線直」という標識があり、破線を進むのでここで一気に急登になります。




自分の持っていたGPSと破線は少し違った位置でしたが80m程登り、⑪目印を頼りにトラバースの道を進んでいきます。
道沿いには目印がありその目印を頼りに進めば迷うことはありません。
トラバースが終わると目印はまた高度を上げる登り坂になります。



息を切らしながら登ると⑫破線沿いのルートに左側が崩落している地点につきます。
この崩落地点が目印で崩落地点を左に見ながらそのまま登りしばらくすると左側の斜面が緩くなっています。



緩くなった部分を下っていくと⑬の地点に着き、そのまま枯れルンゼを進みます。


沢口沢右俣、巨岩滝



ルンゼを進むと正面に巨岩の滝が見えてきます。最初これが天神滝と思いましたがGPSの表示位置が違った為、違うことに気が付きました。




巨岩滝の下部からは獣道程度でルートを探すのに苦労しますが、トラバースしながら⑭のような緩い斜面を選びながら沢口沢を目指します。



沢の音が聞こえだしたらそこはまさに沢口沢、⑮大岩が立ちはだかりますがそんなに難しいところはなく進んでいくと目の前に天神滝があらわれます。


沢口沢天神滝






天神滝の左側には⑯のような残置ロープがありクライミングに使われているものと思われます。

今回は尾根ルートで行きましたが、次回行くときは簡単そうな沢沿いを行きたいと思います。
ちなみに尾根ルートは急斜面を登ったりするので、スパイクシューズが効果的でした。


Yahoo!ブログより2012年10月2日午後 11:08投稿の記事
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