今回は未知の沢、伊谷沢にある大滝を見に行ってきました。
伊谷沢は南アルプスの玄関口ともなっている「沼平ゲート」から上流に5㎞ほど進んだところにある沢で下流の対岸には枯木戸滝などがあります。
この伊谷沢の大滝、資料では50m程の滝のようですが写真など一切なく沢の様子もわからない中、意を決して訪問してきました。
6:00位をスタートに目指していましたが思ったより運転に時間がかかり結局ゲート出発は6:40になってしまいました。
今回は以前聖沢で使わった自転車を使い伊谷沢を目指します。
距離にして5㎞ですが30分ほどかかり伊谷沢の見える所に到着。
ちょうど河原に降りやすいところがあり、自転車も河原に隠すように置き伊谷沢へ進みます。
正面に見えるのが伊谷沢
水がほとんど流れない大井川を渡り伊谷沢へ
伊谷沢入り口には使えない吊橋があり以前は畑薙橋より作業道があったと思われます。
伊谷沢入り口
入渓してすぐに右岸沿いを高巻き上に目をやると生活跡の痕跡がいくつも残されています。
そしてわずかな踏み跡が続いているので右岸沿いを上流へと進みます。
しばらく進むと踏み跡も立ち消えるので適当なところで河原へ降り立ち大岩を超えながらの沢登りとなります。
伊谷沢は大岩が多く岩滝が多く点在しています。
沢の途中には家1軒位ありそうな大きな岩があり驚かされます。
岩登りは体力を消耗しますが、特に難所もなく進んでいきます。
左手に目をやると手つかずの自然に癒されます。
沼平ゲートから2時間ほど沢が開けた場所に辿り着きます。
右岸沿いからは水が滲み出し正面に枝沢の滝が見えます。
さらに上流へ水流脇の岩場を登り沢は大きく右に曲がると目の前にいきなり大滝が姿を現します!
見事な直瀑、50mは無さそうですがそれでも大きな滝壺を持ち飛沫が辺りを舞い散っています。
この滝はほぼ南向きなのでまだ滝に光が当たるにはずいぶん時間がかかりそう、テラス状の所で食事をしながら滝に光が当たるのを待ちます。
待つこと1時間半ようやく滝に光が当たりキラキラ輝く姿を見せてくれます。
結局3時間近く大滝の下にいました。なんとも立ち去り難いですが大滝を後にします。
大滝に向かう時には気付かなかったですが、下っていくと超巨大岩の上流右岸から流れ込んでる沢の先に滝が見えます。
結構な急斜面を登り滝下へ行くと15m程の美しい滝があります。
ここも見て損はないと思います。
帰りは大滝から1時間ほどで沢の入り口まで帰ってきました。
遠くに赤崩の滝が見えます。
隠してあった自転車を担ぎ林道に復帰
ほとんど水のない大井川
14:00 無事に沼平ゲートに到着
行けるか分からなかった伊谷沢の大滝、思った以上に素晴らしくまた行ってみたくなる滝でした。
参考タイム 6:40沼平ゲート-自転車(5km)-7:15伊谷沢-9:00大滝12:00-12:30支流の滝12:50-13:20伊谷沢入渓点-14:00沼平ゲート
Yahoo!ブログより2015年8月15日午後 8:22投稿の記事