以前麻布沢でも参考にした成瀬陽一さん情報による「山に生きる会」の水窪の滝を基に訪問してきました。
ただこの2つの滝は実際どこにあるか詳細な沢名の記載は無く、独自に地形図を頼りこの辺りに滝が有りそうだと見当をつけて訪問し予想通り見ることが出来ました。
アクセスは国道474号線の「草木トンネル」を越えて兵越ではなく水窪ダム方面へと進むと、草木川が白倉川へと合流します。
合流した地点を上流へ約3.6km程進むと時原大橋が有り左手の未舗装林道を進む事になり、林道入口には浜松市の通行止めの看板がありましたが、特にゲート封鎖されているわけではなかったのでそのまま行ける所まで車で進みました。
未舗装林道を1.7km程進むとかなり広いスペースに辿り着きます。
結局目的の場所まで車で難なく辿りつけましたが、場合によっては林道の崩落などがあるかもしれませんので訪れる際は十分注意してください。
今回狙っている沢はちょうどこの地点の対岸の沢になります。
身支度をして川へ降りようとしますが、夏草が覆い降りるポイントを探すのに苦労しました。
駐車した所からやや上流へと進み、夏草をかき分けながら川へと降り立ちます。
訪問したのは7月25日、梅雨明け前のまとまった雨と台風の影響でかなり白倉川は増水してました。
対岸には無残にも壊れた木橋が有りこれを使って渡ることは出来ません。
やや下流に何とか渡れそうなポイントがあったので、流されないように気をつけながら渡渉しました。
今回の核心はこの本流の渡渉でした。
何とか本流を渡りきり目的の沢へと登り始めるとすぐにびっくりする光景が飛び込んできました。
増水の影響も重なりかなりの迫力で落ちている滝がそこにはありました。
地形図を見る限りこの沢をしばらく登った先にあるだろうと考えていたので最初にい見た時はホント驚きでした。
①カミタカダル
成瀬さんの紹介では三条の美瀑とありましたが、今日の姿はまさに豪瀑。
滝下にいると水飛沫がすごくとても力強い滝です。
カミタカダルの次はその上流を目指しますが、滝手前の左岸沿いに作業道が続いておりカミタカダルを巻くことができます。
さらに上流に進んでいき、自分が最初に怪しいと思っていたポイントに辿り着くとそこには連瀑帯がありました。
②連瀑帯
綺麗な傾斜瀑が続きます。
そして更に上流へ進むとオクノタカダルが目の前に現れ来ます。
③オクノタカダル
この滝は下流から上流奥へと何段にも分かれて落ちており、右岸沿いを進めば最上段の滝まで辿り着く事が出来ます。
豪快に飛沫を上げる最上段の滝。
ちなみに成瀬さんのオクノタカダルの写真には犬も一緒に写っている写真が掲載されていますが、結構な急斜面の崖でよくあそこまで行けたなと感心、さすが成瀬さんの飼い犬だと変な所で驚きました。
オクタカダルまでは写真を撮りながら1時間半ほどで辿り着く事が出来ました。
帰る際に本流を渡りきり振り返ると行きでは気がつかなかったのですが、林の中にカミタカダルの白い筋を見つけました。
冬の時期や春先なら林道から容易に滝姿を見ることが出来ると思います。
この沢に向かう途中の林道を走っていると対岸に滝を見ることができますが、
この時期は夏草が辺りを覆うので訪れるのなら春先の方が良いと思います。
ちなみにヒルには遭遇せず、家に帰って白倉川の事を調べるとこの沢は「シャウズ沢」であるということが分かりました。
コースタイム参考(白倉川シャウズ沢)
駐車起点-0:05①カミタカダル-0:45②連瀑帯-1:30③オクノタカダル
Yahoo!ブログより2015年8月5日午後 11:31投稿の記事