安倍奥にあるタル沢大滝に行ってきました。
この滝は「けいうさん」が何度か調査に訪れていましたが未訪のままで終わってしまった滝でした。
ところが「山やへの扉」のトシゾーさんがブログで紹介し存在を確認することができました。
行ってみようと思っても問題は関の沢を最初から行くのは行程が長く、沢屋ではない私が行けるか確信が持てませんでした。
そこでけいうさんも以前東峰から降りれるか林道を調査しているのですが、今回はその東峰からショートカット出来ないか調査を兼ねて行ってみました。
コンヤ温泉手前テニスコート横を右折し林道戸持線に入り林道終点まで進みます。
下の標識のある所で林道は通せんぼになっておりここから徒歩で林道終点広場へと向かいます。
ここから徒歩
約10分程歩くと終点広場に着きますが、この時期は夏草がかなり茂っています。
さあここから降りれる道はないかと探すと広場左手に踏み分けになってるような箇所を発見。
最初は獣道、作業道とも判別つなかいなような踏み跡を辿ると、ところどころにピンクの目印が有ります。
途中からはしっかりとした踏み跡となり目印を頼りに徐々に高度を下げて沢へと近づいていきます。
ところどころ分かり難い所は有りますが、慎重にルートを選べば間違うことはありません、あっけなく20分程で沢へと降りることが出来ました。
入渓点
入渓点から約10分程遡るとタル沢の出合いとなります。
左岸の作業道跡らしい所からタル沢へと入ります。
入渓してから30分程で昔の山葵田跡と思われる場所に到着
この山葵田跡の左側から小さな枝沢があるのですが、地形図を見ると等高線が狭くなっており何か有りそうと思い入ってみました。
一気に80m近く登って様子を伺いますが、急に水も細くなり結局ただの急傾斜でした。
この時にかなり体力を使ってしまい若干熱中症気味に、ヒル避け用に持参した塩をなめて何とかしのぎました。
再びタル沢本流を登り始めますが、この辺りから高度を上げ始めます。
右手支流の小さな滝を見ながら更に奥に進んで行くと連瀑帯になります。
手前の滝をそのまま登っていくと更に奥に滝が見えます。
とりあえず奥の滝まで進んでみます。
15mほどの美しい滝が姿を表します。
ここは右岸を小さく巻く事が出来るので更に上を目指します。
15m滝の上に左には傾斜瀑、右には二条の滝があり分岐となります。
二つの滝の真ん中を越すと左俣、右俣と分かれますがここは左俣を登ると上の方に大滝が見てきます。
ちょうど上部は陽がさして美しい姿を見せていました。
高さにして40mくらいでしょうか、水量は決して多くはありませんが美しく雄大な滝でした。
滝前に1時間ほど滞在し帰路につきます。
帰りの15m滝は右岸を大きく迂回する感じで下り、最後は安全のためロープを使い降りました。
15m滝から1時間ほどで入渓点に到着。
最後はきつい登り返し地形図で見る限り150m以上を一気に登ることになり、40分位かけて登り返し駐車場まで辿り着きました。
関の沢を下から登るとゴルジュや堰堤の突破などがありますが、林道を使ったショートカットなら大滝手前の15m滝さえ越えられればそれほど難所も無く辿り着く事が出来ます。
到底無理と思われたタル沢大滝を見ることができ感無量でした。
コースタイム参考(休憩含む)
0:00車止め-0:10林道終点-0:30踏み跡辿り入渓点-0:40タル沢分岐-1:20山葵田跡-1:50連瀑15m滝-2:20タル沢大滝
Yahoo!ブログより2015年8月8日午後 9:18投稿の記事