麻布沢へは一年振り、前回訪問時は入渓点まで2km近く歩かなくてはいけませんでしたが、今回は通行止めも無く橋の近くまで車で行くことができました。
準備をして早速麻布沢へ入ります。
入渓して20分ほどで連瀑帯に突入するので、左岸を巻くとV字滝と上部に麻布沢大滝がかすかに見えるポイントに到着。
滝下へのルートポイントを確認するが、右岸から巻くのが無難そう。
一旦V字滝の下流沢沿いへ降りて右岸からV字滝下へ、最後はロープを使い降下し無事に滝前に到着。

6:10入渓-7:05V字滝8:00-8:30入渓点
次に向かうのは深沢の「七つ釜」
林道を更に奥へと走らせるといきなりゲートが...。

何事も無かったかのように車で進み長者屋敷跡(近くの沢に滝あり)や赤崩橋を通過、ようやく深沢橋にたどり着きます。
深沢橋の先には平野社団の作業小屋があり駐車スペースがあるので、ここで駐車

早速深沢橋から入渓開始します。

入渓して早々きれいな小滝があります、ここは右岸を巻いて更に上流へ、明るく開けた沢ですが、倒木などもあり少し進みにくいです。

更に進むと階段状の絵になる滝。

更に上流へと進むと渓流状の滝がありさらに上流の沢は少し狭くなりこのまま進めるかちょっと不安になるところで、左岸を見上げると植林帯があり踏み跡もあるので、この踏み跡を辿れば沢を巻いて進めるのではと思い、植林帯へ上ってみました。


しかし結論から言うとこれが大失敗。
植林帯をある程度の所まで上り沢へ降りるルートを探すもどこも急坂で無理をすれば降りられそうだが、リスクが大きそう。

そんなこんなで沢へ降りるルートを見つけず仕舞いで植林帯の入り口まで引き返してもう一度沢沿いを進んでみると岩場は多いもののそんなに困難場所も無く進むことが出来ました。
結局約1時間半のロス、この先も小滝や岩場の連続で結構体力を奪われます。


枝沢のすぐ上には小さな跳ね滝となっていました。


感覚としては沢の奥まで来たのでこのあたり七つ釜があるのではと思い進みますが、それらしい場所は一向に現れる気配はありません。
枝沢の分岐から30分ほどで倒木地帯に差し掛かります。

行く手を阻むので進みにくいですが、倒木帯を抜けるとまた穏やかな渓相になります。
更に上流へと少し進むとついに七ツ釜が見えてきました。

左岸を巻けば滝下へと行けそうだったので、左岸を登り最後はロープで降下し無事に七ツ釜にたどり着くことが出来ました。

決して大きい滝ではないですが、新緑の間を流れ落ちる様はとても力強く、安倍川の七つ釜と比較するととても男性的な印象を持つ滝です。


七ツ釜を堪能し入渓点へと戻りますが、戻るのも一苦労沢沿いだったのでそれほど暑さは感じませんでしたが、膝への負担は相当なものでした。

車に戻り時間は14時半、まだ少し時間が余裕があったので、下足毛沢の偵察へ行こうと更に林道を奥へと進みます。
深沢橋から1kmも進まないところに完全な車両通行止めのゲートがあります。
ここからは徒歩でしか進めないが、折りたたみ自転車を用意していたので、とりあえず林道を奥へと進みます。ゲートからほとんど上り坂なのでかなり疲れます。
ゲートから15分ほどで清滝橋に到着、思ってたより立派な清滝が飛び込んできます。


橋から上流を見渡すとカーブになっており見えにくいですが、すぐ上流には大きな堰堤があり両岸はかなり切り立っていそう。


帰りは下りだったので10分ほどでゲートに帰り着きました。
車に戻り、長者屋敷の近くの沢の滝を撮って本日の滝見は終了

ひとまず、課題であった麻布沢のV字滝の滝前に行けたので満足、沢靴を脱ぐとヒルが3匹いましたが、きっと麻布沢で拾ったもののようでした。(スパッツ、ネオプレーンソックスをしていたので吸血被害は無しでした)
Yahoo!ブログより2016年6月13日午後 11:39投稿の記事