竜爪山の滝(長尾川源流)

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随分久し振りのブログ更新となってしまったが、今日は竜爪山平山口の旧登山道にある滝を訪れた。


案内


この滝は静岡の滝仲間であるけいうさんが紹介しており、今回もけいうさんの資料を参考に五つの滝を訪れることが出来た。

まずは登山道から歩いて5分程にある三丁目の滝に辿り着く

三丁目の滝

三丁目の滝は通常の登山道を外れているため訪れる人はほとんど居ないが、流れを変えて落ちる姿が美しいなかなか良い滝だ。

三丁目の滝を訪れた後は上流にある五丁目の滝へ

五丁目の滝

この滝は三丁目の滝の上流から左俣へ分かれた先にある滝で水量はあまり多くはないが、真一文字の直瀑が印象的で水の塊が落ち轟音が滝壷に響いていた。

五丁目の滝の後は竜走の滝に行くことにするが、通常竜走の滝は登山道を登ると左手に遠望で見ることが出来るが、今回は沢をそのまま遡上し、竜走の滝へ向かうことにした。


竜走の滝

竜走の滝は案内看板にもあるが竜が横に走ると言うのが謂われで、斜めに削り取られた岩盤を走るように落ちる水がまさに竜走に見える。
竜走の滝は下段の滝を直登しなければその姿の全容を見ることが出来ないので、訪れる時は滑らない靴とロープは必須である。

竜走の滝を見た後はそのまま登山道に復帰するために勾配の急な道を登り登山道に戻る。
ようやく登山道に復帰した後はそのまま登り続けると肝冷しの滝の看板がある。
看板から下降し始め滝の近くまで行くことができるが、滝直下へは滑りやすいザレ場を越えなくてはならない。
慎重に足下を固めながらようやく滝下に辿り着いたが予想を遙かに超える大瀑で、愛知にある亀石の滝によく似た形である。

肝冷しの滝

ここまで訪れた4つの滝はいずれも案内看板はあるのだが、滝付近では一切の登山客と会わなかった。
これほど良い滝の連続なのだが、登山客には興味がないのか、それとも遊歩道がしっかりしていないため訪れないのか、とにかく勿体ない印象である。

さて肝冷しの滝を見たら次は最後の縁結びの滝へ行くことにする。
ここは案内看板には載っているのものの詳しいルートの記載はないが、けいうさんが以前に訪れていたのでその資料を元に11丁目まで登り詰める。
11丁目の手前に微かな踏み跡を見つけ慎重にトラバースしていくが、沢に降りる適当な場所が見つからず苦労したが、何とか降りられそうな所を見つけ、ロープを取り出し慎重に沢に降りた。
沢に降りればほぼ平坦な流れで5分程歩くとようやく縁結びの滝が見えてくる。

縁結びの滝

二条に流れ落ちる姿は美しく、辿り着いた喜びを感じることが出来た。
帰りも慎重に戻り11丁目の登山道に復帰してそのまま下山した。

竜爪山にある5つの滝はどれも特徴的で水も美しく予想を超えて素晴らしかったが、一般登山客には訪れにくい場所でもある。
訪れる時は滑りにくい渓流装備とロープを持参して見に行くと良いだろう。

参考ホームページ:けいうさんの静岡の滝巡りより長尾川源流の滝

【行程】
[登山道入口9:20]→[9:30三丁目の滝9:40]→[9:50五丁目の滝10:00]→[10:20竜走の滝10:50]→ [11:15肝冷しの滝11:40]→[12:15縁結びの滝12:30]→[12:55登山道入口]


Yahoo!ブログより2009年4月29日午後 11:03投稿の記事
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