朝明(あさけ)渓谷を訪れる前に湯の山温泉の蒼滝、潜戸の滝を訪問しましたが、本来その次に鈴鹿スカイラインにある滝を見に行こうと思っていましたが、4月にならないとスカイラインは開通しないとのことで、急遽予定を変更して朝明渓谷の庵座の滝を訪問しました。
菰野市街地から県道762号線をひたすら西進すると朝明渓谷の有料駐車場に着きますが、地形図を見ると朝明テント・バンガロー村からのアプローチの方が近そうなので県道から荒れた道を進みバンガロー村へと進みます。
しばらく進むと少し広いところに駐車スペースがあり車を停めて辺りを確認するとキャンプ場の看板が道路沿いに倒れたりしていて現在は使われてなさそうな感じ。
とりあえず地図を頼りに川を渡り対岸へ進むとすぐに標識がありました。
本来のルートは朝明ロッジから林道を経てここに辿り着くようですが、バンガロー村跡地から入ったほうが、幾分ショートカットも出来、駐車場代も払わなくて済む事が出来ます。
標識に従い川の上流に進んで行きオープンスリットの堰堤を右手に見ながら登っていくと標識があり、対岸を渡ることになります。
普段の水量なら飛び石伝いに渡っていけば問題なさそうですが、増水時には滑りにくい靴や、長靴などの方が良さそうです。
対岸を渡った後は大きな堰堤を越えていきますが、急な登りという事もなく特に難所もありません。
堰堤を越えると白い河原が目に飛び込んできます。
さらにしばらく進んでいくと沢沿いから離れてここから登りが続く道になります。
この登山道ですが、目印も多くあり慎重に進んで行けば特に迷うところはありません。
途中滑りやすい場所やロープも掛けられていますが、慎重に行けば特に危険な所はありません。
駐車場から30分程で庵座の滝が見えてきます。
ここで注意が必要なのでが、庵座の滝の滝下へ行くには登山道から外れ一旦沢沿いを降りて行く必要があるので、どんどん登っていくと滝下へは行けなくなります。
ちょうど虎ロープが張られた場所に沢へ下りる残置ロープがあり、ここから沢へと降ります。
沢へ降りて少し登ると前衛滝がありますが、この滝の左側にしっかりとしたチェーンがありこのチェーンを頼りに越えていきます。
見た目以上に足元はしっかりしているので特に危険という事はありませんが、雨後や岩が濡れている時はすべる可能性もあるのでその時は注意が必要です。
前衛滝を越えると庵座の滝前に到着です。
綺麗な直瀑で高さは40m位はありそうです、何よりも岩盤の存在感が目を見張るものがあります。
岩盤は明るく印象としてはとても白く見えて、日の光を浴びる岩盤と水との輝きがとても綺麗でした。
駐車場から滝下までは歩くペースで大きく変わりますが、40分から1時間位で到達する事が出来ます。
それほど難所も無いので、ハイキングとしても楽しむ事が出来る場所だと思います。
2018年3月25日訪問